アルコール依存症に向けて(1)

 私がアル中(正式名称アルコール依存症)になったのはいつのころであろうか。
小学生の時にデパートの屋上のビアガーデンで、父から生ビールを飲ませてもらい、おいしいと思った記憶がある。そんな記憶があるところを見ると、冗談半分に父からビールを一口飲ませてもらっていたことがあるのだろう。
 中学生のころにはアルコールには無縁であった。
 高校生の頃になったころ、部活の合宿などで、ウイスキーやブランデーを口にするようになった。そのころから自分でも犬の散歩にかこつけて、自販機でトリスのポケット瓶を買うようになった。でもその頃は、ほんの少し飲むだけであり、それだけで恍惚感が得られた。
ほんの少し飲むだけであったが、あの頃の恍惚感は忘れられない。知らずにマスターベーションをしてしまい、そのあまりの快感に打ちのめされたような感じと似ている。
 それほどアルコールは私にとって自己開放感と恍惚感を伴う薬物であったのである。
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スペルボーン(Spellborn)