アルコール依存症に向けて(17)

1学年、2学年それぞれ裏表を返して計4年、私は慶応の教養学部にいた。
でも無事に?5年年目は専門学部に進むことができた。

当時何を考えていたかはどうしても思い出せない。

とりあえずキャンパスが日吉から三田に変わることになったので、引っ越しをすることにした。
別に引っ越しをしなければ通えない距離では全然ないが、本来卒業していくはずの下宿人がいつまでもいるのはおかしいし、私は通勤・通学距離はできるだけ短くしたい方針であったので(現在でも)三田キャンパスに歩いていける範囲の住処を探すこととしたのである。

そこで探しがした結果、三田から聖坂を登った所にある、鉄筋コンクリート作りであるが極めて小さくて小汚い住居を見つけ出した。
コンクリート作りにこだわったのは、もう隣の睦ごとを聞きたくなかったせいもある。

しかしそこも隣の住人はおかしかった。

私は隣近所などに引っ越しの挨拶などしなかったので顔は知らないのであるが、ある時、どうやって私の電話番号を知ったのか知らないが、夜、隣の住人です。今日は寒いですね。こんな夜は一緒になって寝たいですね。などという電話がかかってきた。私は余計寒気に襲われながら、けっ結構です。と言って必死になって断った。

私は女性にも持てないのであるが、全くもてなかったわけではない。しかしおかまさんにはもてないタイプであると断言できる。

それが一緒に寝ないかである。よく私のような人間に声をかけたものである。

しばらく私は、お隣の人と顔を合わせないようタイミングを見合わせて外出していた。
だって外で直に口説かれれば、落ちるかもしれないではないか。それは私の趣味ではなかったので慎重には慎重を期した。

そのうちその人は引っ越していったようである。次には夫婦者(籍は入っているかどうかは知らない)らしき男女が入居してきた。

この男女もここでは言えないようなことをしていたようである。が、しかしここでは省こう。
あまり私の生活に関係ないことであるし、ちょっと口に出しては言いたくないからである。

さてそろそろアルコール依存症に向けての章も終りに近づかづいてきた。
もうあと2、3回お付き合い願えれば、司法試験を目指しての章へと入れるかもしれない。

つづく
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スペルボーン(Spellborn)