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忘れてはいけませんね

今は、「司法試験を目指して」の章の書きかけですね。

基礎講座では、インプットしかできなかった私であるが、アウトプットの仕方を学んだ。

あとは膨大な知識をいちいち入力して行って、それをノートに貯めてゆき、試験本番でそれを吐き出すだけである。

司法試験3年目にして私の勉強方法は大きく変わった。

講座等で知識をインプットするのは変わらなかったが、自分の基本書を能動的に読めるようになった。そして著者の見解にも左右されなくなった。

自分なりの自説を持てるようになったのである。

これは大きなことである。初学者の間は、本を読めば著者の自説の根拠ばかり書いてあり、反対説には簡単に触れるだけである。

だからどうしても答案を書くとなると、基本書の著者の言い分のみを書いてしまう。

それが丸暗記ではなく、自分なりの考え方を書けるようになった。この差は大きいと思う。勉強していても楽しくなった。

私の勉強の主軸は答錬に移り、答錬前に、出題範囲を絞って、自説をノートに書きつけることが主眼となって行った。そして答錬ののち1週間後、解答が採点されて帰ってきたのを、友人たちと喫茶店で、検討し合うようになった。そして検討結果を再びノートにフィードバックさせるのである。

私は3年目にしてこうして勉強方法を確立したのであるが、私に勉強の先輩がおり、その方法を身につけるのが早かったなら、最初の計画通り、2年で司法試験に受かったかもしれない。
もちろんそれには相当の運が必要であったろうが。
スペルボーン(Spellborn)