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好き嫌い

好き嫌いと言っても、料理の好き嫌いなんですが、私は子供のころ野菜が嫌いでした。

ピーマン、ニンジン、玉ねぎどれも嫌い。それに肉の脂身も嫌い。
それでもって、おかずが酢豚など出された際には、全く食べれる物がありませんでした(肉なんかも脂身いっぱいの安い肉だった)。

ウイスキーを飲んで酔っ払った父は食べろと強要しますし、私はえづきながら、涙をこぼしつつ、酢豚をつついておりました。

転機が訪れたのは18歳で京都に一人で住むようになったときです。

近くに安い中華料理屋があったのですが、一人になってみると栄養は自分で取らなければならない。それには野菜を取らなければならないと思い、思い切って酢豚を頼んでみました。

そうしますとそんなまずくはない、というかおいしい、びっくりしてしまいました。

なぜおいしいのだろうと考えた時、母の酢豚がまず過ぎるのだと気づいたのです。

そののち、レバニラ炒めも清水の舞台から飛び降りるつもりで注文したのですが、レバーがそれまでは大嫌いだったのに、うまい。

それ以来、野菜類は嫌いであったとしても食べられるようになりました。

子供が嫌いなものとしてピーマン、ニンジンなどが定番であるのは、たぶん子供は大人より味覚、臭覚が鋭敏であるせいであると思います。
だから大人にならないとおいしいと感じられないものがあると思うのです。

で、いまはどうなんだということなんですが、食べず嫌いのものが結構あります。

納豆は食べないし、鮒ずしも食べたくない、羊の脳も食べたくないし、牛の目玉も食べたくない。
どれも食べ慣れればうまいのでしょうが、食べたくないものは食べたくないと思います。
by kanta5988 | 2008-10-02 13:33 | 雑談
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